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097-534-89312021/12/18
ノロウイルス食中毒について
ノロウイルスは感染すると感染性胃腸炎や食中毒を起こすことがあり、特に冬に流行するウイルスです。
また感染力が強く少数のウイルス粒子から感染が起こることも特徴です。
手や食品などを介して口からウイルスが入って感染し、ヒトの腸管で増殖し、おう吐、下痢、腹痛などを起こします。
感染経路は口から入って感染することが多いです。
ウイルスが蓄積した加熱不十分な二枚貝(カキなど)や、感染した人が調理などをして汚染された食品を食べること、
ノロウイルスが大量に含まれる感染者のふん便や嘔吐ぶつから人の手などを介して二次感染することなどがあります。
現在、ノロウイルスに効く抗ウイルス剤はなく、対症療法(主要な症状の緩和)が行われます。
特に体力のない乳幼児、高齢者は脱水症状を起こしたり、体力を消耗したりしないように、水分と栄養の補給を充分に行うことが大切です。
ノロウイルスの予防方法は、感染者からの二次感染を防止すること、加熱が必要な食品は中心部までしっかり加熱することが重要です。
手洗いも手についているウイルスを減らすことが出来るのでしっかり行うのが効果的です。
ノロウイルスを完全に無害にする方法として、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)で塩素濃度約200ppmや加熱による処理があります。
調理器具等は洗剤などを使い十分に洗った後、次亜塩素酸ナトリウムで浸すように拭くことでウイルスを失活化できます。
まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル等は熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱が有効です。
冬の食中毒にも注意して良い年末年始をお過ごしください。
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