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Medicine お薬情報

2021/5/28

くすりと食べ物の飲み合わせ

今回はお薬と食品の食べ合わせ(相互作用)についてです。

お薬同士の飲み合わせだけでなく、お薬と食べ物の組み合わせにも十分注意が必要です。

例えば…

降圧薬(一部のカルシウム拮抗薬)+グレープフルーツ  ⇒ ×

これはグレープフルーツに含まれる成分が体内の酵素の働きを阻害し、薬の効果や副作用を強く出しすぎてしまうからです。

 

 

 

 

この話題で患者さんからよく聞かれる質問と回答です。

☆時間を空ければいいですか?

グレープフルーツは一般的に摂取後、“24時間程度”影響があるといわれています。服用するお薬によっては相互作用の影響を受ける時間が違いますので、やはり服用している間は避けた方が良いと思われます。

 

☆グレープフルーツと似た種類の食べ物は摂取しても大丈夫ですか?

八朔(はっさく)・夏みかん・ざぼん・ブンタン・ポンカン・いよかん・晩白柚(ばんぺいゆ)などは、気を付けて下さい。レモン・大分名産のカボスは大丈夫です!!

 

他には…

抗結核薬+マグロ(ヒスチジン)・チーズ(チラミン)…×

総合感冒薬など+コーヒー・コーラー…×

鉄剤+お茶・コーヒーなど(カフェインを含む飲み物)…×

なども注意が必要です。

 

他にも有名なものだと

ワルファリン(血液をサラサラにする薬)+納豆・ブロッコリー…×  もあります。

血液が固まるにはビタミンKが必要で、ワルファリンはそのビタミンKの働きを妨げることにより血液を固まりにくくします。ビタミンKが多く含まれている食品を摂ると薬の作用を弱めてしまいますので、ビタミンKを多く含む食品は避けるようにして下さい。なお、納豆の影響は数日続くので、服用中は少量でも食べないで下さいね。

 

これらの例はほんの一部であり、薬の飲み合わせをご自身で調べるのは難しいかと思います。

これは大丈夫かな?と少しでも不安になった時は、ぜひ当薬局へご相談ください。

 

 

最後に新型コロナ感染が広がっていく中、当薬局では感染予防の為、様々な取り組みを行っています。

アルコール消毒の設置はもちろん、換気の徹底・空気清浄機も常備しております。

混雑時にはお車への配達も可能です。ご要望のある方はスタッフに気軽にお声がけ下さい。

 

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