ウイルスは低温や乾燥した場所でも生息出来るため
「ウイルス性食中毒」は冬に増加します。
特に11月から3月は注意が必要な時期です!
◆ノロウイルスの特徴
ノロウイルスは、感染性胃腸炎の原因となるウイルスです。
感染力が非常に強く、感染者の吐物やふん便中に含まれる数百万~数億個のうち、
わずか10~100個程度で感染すると言われています。
このように非常に強力なウイルスとして知られ、少量でも感染のう力があるばかりか、
ノロウイルスには、多数の遺伝子型が存在するため、
過去に一度ノロウイルスに感染していても免疫がつかず、
何度でも感染する可能性があるので、予防には注意が必要です。
主にヒトの手指や食品などを介して感染し、嘔吐、下痢、腹痛などの症状を引き起こします。
ノロウイルスの治療薬やよ防のワクチンはなく、
特に抵抗力の弱い子どもやお年寄りは吐いた物を喉に詰まらせたり、
肺に入って肺炎を起こして死亡するケースもあるので注意が必要です。
◆感染すると、どんな症状?
感染すると、1~2日で発症し、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などを引き起こします。
発熱は約37~38度の軽度で、大人では吐き気や腹部膨満感といった症状が強いようです。
発症後、通常であれば症状は約1~2日続き、自然に回復します。
高齢者や子どもの場合は、1日に20回以上の下痢を起こし、
脱水症状などで入院が必要になることがあります。
また、感染しても症状がない場合や、軽い風邪のような症状の場合もあります。
しかし、糞便には発症者と同じほどのウイルスが潜んでいるため、二次感染のよ防に注意が必要です。
◆感染経路
(↓季節お役立ち情報局より引用)